2020.11.19
『アオダモ』がシンボルツリーとして人気の理由とは。植栽としては和風やモダン外構で活躍でき、ワンポイントなナチュラル雰囲気を外構に付与します。
植物の名前・通称
アオタゴ、アオダモ、コバノトネリコ
植物の科・属名
モクセイ科・トネリコ属
アオダモと相性の良い外構環境や外構スタイル
モダン外構、ナチュラル外構、和風外構、雑木庭、日の当たる場所、日なた
スタイリッシュな演出、ワンポイントな演出、落ち着いた雰囲気、上品な印象
建物ベースな表現、外構ベースな表現、シンボルツリーのライトアップを活用した外構
白や緑を基調とした外構、モノトーン、白黒、現代的な雰囲気の外構
アオダモの外構における活用方法
シンボルツリー、日なた、細身な樹形を活用して広々とした空間の演出
あまり植栽に頼らずにシンボルツリーをアピールしたい外構、わずかな高低差を活用したい外構
省スペースなシンボルツリー、直線的ラインの表現、単調さ回避のためのワンポイント・アクセント
アオダモの外構における特徴
春になると白い花を咲かせる、細くまとまった株立ちが特徴的なアオダモは、シンボルツリーとして鉄板の人気植栽です。
細身かつ、株立ちで直線的にまとまってくれるために省スペースなのが魅力な点。
軽い印象を与える樹形によって空間を圧迫しないのが重要なポイントで、一箇所に植えるだけで自然不足な印象を一気に解消しつつ、植栽にばかり頼らない建物を中心とした現代的表現が可能です。
樹形のシルエットとしては比較的直線的なものの、葉のつく上のほうは雑木風に育つため、高低差でメリハリが生まれるのもポイントです。
そのため、高低差のあるような現場では上下デザインのバランス整えるために採用することもあります。
樹皮は白色に近く、花色も白色ということで、派手な外構よりは落ち着いた外構と相性が良いです。
ただ汎用性が高いので、わりとどんな環境でも活躍できるかと思われます。
花が咲いているアオダモは和風外構との相性が非常に良いですが、普段のアオダモはモダン外構とかなり相性が良いのが特徴。
メンテナンスやデザインテーマ的な観点から植栽をあまり植えたくない外構においてもシンボルツリーとして採用しやすく、オススメできる人気植栽です。
放っておいても樹形が美しくまとまり、剪定で整えるとさらに美しくなります。
前述したように建物ベースの外構とも相性が良いですが、雑木風な庭づくりをすることでナチュラル外構を演出することも可能です。
狭小地での外構設計でも安定して採用できるため、多くの場合において組み込んだプラン提案が可能なのが嬉しいところ。
植栽タイプ
落葉高木
一般的な樹高
10m~15m
アオダモの花期
3~5月
花の色
白色
備考
植えるのは3~7月か9~11月の時期に植えるのが主流となっています。
日当たりの良い場所を好むので、日光を十分に浴びられる場所に植えてあげましょう。
剪定は冬か夏前に行うのが一般的で、落葉期に合わせて行います。
雑木風な特徴と綺麗な樹形のおかげで剪定が絶対視されるわけではありませんが、整えたほうがしっかりと手入れされた印象を与えることができます。