2020.09.24
近隣の視線が気にならない外構のつくり方とは?プライベートを確保するクローズ外構の秘訣|エルの外構相談室
岐阜を中心に外構デザインの設計や施工を提供しているノエル岐阜です。
本日はノエルに寄せられる相談の中から、一つをピックアップして記事にしていきたいと思います。
相談の内容は『プライベートが確保された外構を作りたい』というもの。
ノエルでは開放的なオープン外構から、境界を明確にしたクローズ外構まで多くのエクステリア設計を行ってきましたが、プライベート保護を目的とするならやはりクローズ外構を提案するのが一般的となります。
1.プライバシーを守るクローズ外構の特徴とは?
『クローズ外構』は外部との境界に塀やフェンスや池垣などを植えることで敷地に明確な区切りを設け、同時に外部からの視線や侵入を防ぐといったデザインスタイルを指します。
『閉ざされた外構』と考えるとわかりやすいかもしれません。
対となる『オープン外構』は、外部との境界を明確にしないことで開放的な空間を演出するデザインスタイルとなります。
「じゃあ、クローズ外構とオープン外構はどっちのほうが優れてるの?」と気になる方もいるかもしれませんが、どちらかが特別優れているというわけではありません。
どのような外構・エクステリアを演出したいかによって傾向は変化しますし、どちらにもメリットとデメリットが存在するのです。
クローズ外構は外部との境界がハッキリしており、その目印として塀やフェンスなど背の高いオブジェクトを設置するのが基本です。
なので外部からの視線や侵入を防げるという重大な利点があるのですが、一方でややデメリットも存在します。
というのも、狭い土地でクローズ外構を設計するとかなり圧迫された印象を与えてしまい、同じ面積のオープン外構よりも狭苦しい雰囲気になってしまうことが多いのです。
オープン外構は前述したように開放的な印象を与えるため、実際の敷地面積よりもかなり広い印象を与えます。
が、一方で外から常に丸見えになってしまうために不安を感じる方も多くいるのが実情です。
最近では双方の利点を組み合わせたセミクローズ外構も増えていますが、あらゆるデメリットを打ち消すようなデザインスタイルは存在しません。
なので、自分が理想とする外構スタイルはどういったデザインかを改めて考えてみることで、自分にあったスタイルが見極められるかと思います。
2.プライベートを重視したいならクローズ外構かセミクローズ外構
オープン外構には『広々とした開放感』という利点がありますが、もしもプライベートを守るという点に重きを置くのであれば、クローズ外構かセミクローズ外構がオススメです。
これらのスタイルでは境界線を明確にする都合上、外部と隔離された空間を用意することができ、庭なども外とは隔離するのが基本。
これによって通行人や近隣からの目線を感じることなく落ち着いた空間でくつろぐことができます。
塀ではなく目隠しフェンスにすれば圧迫した印象を抑えることができますし、敷地に余裕がある場合はクローズ外構にしてもあまり狭い印象とはなりません。
また、クローズ外構はアレンジも多彩です。
例えば生垣を採用することでナチュラルテイストなクローズ外構も設計できますし、レンガによる塀であればクラシックなヨーロッパスタイルの表現が、モダンなフェンスでまとめれば現代的な表現が可能となります。
3.設置物によるプライベート空間の確保
一般的に外部から遮断するには基礎の設計をクローズ外構にする場合が多いですが、既にオープン外構で設計された場合は、設置物による対策も可能です。
基本となるのは植栽とフェンス。
フェンスは一般的なものより目隠しフェンスを採用し、植栽は葉の密度が高いものを採用します。
それらを外周や庭付近に設置することで、くつろぎの空間を外部から遮断。
これによってプライベートが確保されることになります。
あまり露骨に対策したくない場合は花壇の設置や、シンボルツリーの設置が良いでしょう。
またオープン外構を後からセミクローズ外構にリフォームするというパターンもあります。
現在オープン外構の方でも後からプライベート空間を確保するような施策を実施できますので、興味のある方はぜひノエル岐阜にお問い合わせください。