2020.10.09
テーマ性という観点から考える、美しい外構づくりのポイント。
外構の美しさというのは見る人の価値観によって変化するため、一概に「~がいい」と言い切ることはできません。
しかし、それでもある程度美しさの共通項というのは存在しており、その内の一つが『テーマ性』です。
一つのテーマに統一されている外構・エクステリアのほうが見る人に良い印象を与えることが多く、外構においては統一性を意識したデザインが重要となる場合が多くあります。
そこで今回は統一されたテーマの外構をつくり、美しいエクステリアをつくるための秘訣についてまとめていきたいと思います。
1.テーマを統一するためのポイント
テーマを統一する場合、塀やフェンスから門扉までもが同じテーマに統一されている必要があります。
純和風外構がテーマであるのに、塀や門扉が洋風であってはイマイチしっくりこない印象を与えてしまいます。
和風+モダンのようなパターンは『和モダンスタイル』としてごまかすことができますが、和風+洋風やモダン+クラシックといった対の存在を混ぜるとテーマが乱れているように感じてしまうことが多いです。
あえてそういったデザインにする場合もありますが、基本的には対のテーマを混ぜ合わせずにまとめるのが美しい外構づくりの肝となります。
照明の色も重要です。
モダンではクールな色合いに揃え、和風であれば温かみのある黄色や赤色に近い色を採用することがあります。
植栽もテーマに合わせて揃えていき、和風であればイロハモミジやアオダモなどを、洋風であればシマトネリコなど、それぞれに合った樹種を揃えていきます。
また、色合いや素材だけではなく、洋風外構では曲線を意識したつくりにしたり、和風外構では趣を重視したつくりにするなどの工夫も必要となります。
2.外構のための土地が狭いのはデメリットだけではない?
「凝った外構を作りたいけど敷地が狭くて活かしにくい…」といった悩みを抱えているお客様は多くいらっしゃいますが、実はテーマ性という観点から言うと狭い土地は有利に働くことがあります。
というのも、土地が限定されているほど一つのテーマで統一するのが容易になるのです。
大型の外構で一つのテーマに揃えるとなると、空間をうまく活用するために様々なオブジェクトが追加されていき費用も上がってしまいますが、狭い土地では重要なパーツのみを配置していくことになります。
狭い土地では必然的に無駄のないテーマ外構が作れるというわけですね。
3.あえて建物と異なるテーマで外構を飾る
基本的に外構のテーマは建物に依存します。
和風な建物であれば和風外構に、今どきなモダン建築であればモダン外構へと仕上げます。
しかし、時にはアクセントとしてあえて異なるテーマを混ぜ合わせることもあるのです。
多くあるのが『和風+モダン』や『洋風+モダン』の外構。
これらの組み合わせはアクセントとして混ぜやすく、建物が洋風の場合にモダン要素を付け足すことも、モダンな建物に洋風要素を付け足すことも比較的簡単に行なえます。
建物だけで『和モダン』を演出することは難しいですが、外構の力を借りれば可能になる。
これが外構の魅力の一つといえるでしょう。
まとめ
テーマを統一することで美しい外構を作ることが出来ます。
しかし必ずしも一つのテーマにまとめる必要はなく、和モダンや洋風モダンといった組み合わせも可能です。
また、土地が狭いという相談が多く寄せられますが、テーマ性という観点では土地の狭さは必ずしもデメリットにはなりません。
もしも興味を持たれた場合はぜひノエル岐阜にお問い合わせください。